INTERVIEW

バイヤーやメーカーと協業し

デリカ売り場をより魅力的に。

商品を開発していく面白さがある。

Hana Ishikawa

デリカ本部 デリカ第一グループ Aユニット
2021年入社
生活科学部 管理栄養学科卒

Profile

デリカとはスーパーマーケット(以下、スーパー)の惣菜やベーカリーなどのこと。スーパーで売られているお弁当やスイーツなどの商品の材料となる食材をバックヤードに流通させる営業を担当。

01

食品に関する幅広い分野の事業に
携わることができる会社。
管理栄養士の資格を活かせることも魅力だった。

三菱食品へ入社を決めた理由を教えてください。

高校生の頃から「食と健康」というテーマについて関心があり、大学は管理栄養学科に進学しました。就職活動でも食品業界を目指していました。メーカーや他の商材を扱う商社も研究しましたが、三菱食品は食品のあらゆる分野を手がけており、幅広く食品に関わることができると考えました。加工食品、低温食品、、酒類、菓子といったカテゴリーの違いはもちろん、家庭用や業務用、あるいは海外からの輸入、さらには小売店やメーカーと協力してオリジナル商品を開発するなど、食への関わり方が本当に幅広い会社だなと感じました。さらに「からだシフト」という健康を軸とした三菱食品のオリジナル商品開発にも、管理栄養士資格所持者として興味がありました。入社時にデリカ担当を希望したのは、リクルーターの方がデリカ担当で、お話を伺ううちにデリカ事業に興味が湧いたからです。

デリカ担当の仕事には具体的にどんな業務があるのですか。

スーパーの惣菜コーナーにあるお弁当やスイーツなどは、売り場のバックヤードで作ります。例えばお弁当であれば、きんぴらごぼう、玉子焼き、焼き魚、柴漬けなど多くの商品を組み合わせて一つのお弁当として販売しています。それぞれの食材をバックヤードに卸すのがデリカの営業担当の業務。お菓子やお酒など店頭に直接並ぶ他の商材とは違い、現場で一旦開封され調理されることが前提の商材を扱っています。そのスーパーの特色に合ったものを多種多様な商品を組みあわせながら、スーパーのバイヤーやメーカーと一緒に作りあげていくことが他の営業担当との大きな違いです。納品はもちろん、在庫管理、特売に向けた手配等、メニュー提案や商品検討に加え、バイヤーからの要望に合わせて商品探し・試作・市場調査等も行っており、業務内容としては幅広いです。先輩から言われたのは「デリカはなんでもやるところ」という言葉。まさにその通りだと実感しています。

02

最適な材料を選んで組み合わせ
惣菜を作り上げていく楽しさ。
まさに商品開発そのもの。

デリカ担当の面白さはどんなところにありますか。

ひと言で言うと「商品開発ができる」点がデリカ営業の楽しさだと思います。私は200品以上の商品を管理していますが、これらの中から最適な材料を選んで組み合わせ、一つの惣菜を作り上げていく楽しさがあります。本社に試作用のテストキッチンがあり、そこで提案に向けて材料を少しずつ変えながら同じお弁当やお菓子を何種類も作ることもあります。それを社内のいろんな人に食べてもらって感想を聞きながら仕上げていきます。まさに商品開発ですね。しかもただ美味しいだけでは不十分で、実際に試作している時期と店頭に並ぶタイミングのズレにも的確に対応する必要があります。例えばクリスマス用商品は7月の真夏頃に開発しますので、数ヶ月先のトレンドを予想し季節感を先読みする力も必要です。生活者の嗜好を先読みする能力は、普段どれだけ深くマーケティングリサーチを重ねているかがポイントですね。

印象に残ったお仕事を教えてください。

1年目に提案した「チーズタルト」が新商品として採用されたことです。きっかけはあるスーパーから「チーズタルトを提案してほしい」と持ちかけられたこと。まったく経験がなかったので、社内のいろいろな人に声をかけてメーカーを探し、当社のテストキッチンで何度も試作を繰り返しながら試行錯誤しました。実際にスーパーのバックヤードで作る方のオペレーションにも気を配り、担当する企業すべての店舗で均質なタルトが手早く焼けるよう、材料などにも工夫しました。提案は無事に採用されたものの、デリカ商品は298円・398円で販売されることが多い中、このタルトは価格が980円。チャレンジングな試みでしたが、幸い大ヒット商品となりました。当初は期間限定での販売予定でしたが、大変好評で、定番商品として現在も販売しています。スーパーの担当者からは「こういう価格でもいい商品ならちゃんと売れる。デリカの価値観が少し変わりました」とコメントを頂き、とても嬉しかったですね。

03

デリカ営業をひと通り経験した後、
将来は管理栄養士の資格を活かし
PB商品開発にも携わってみたい。

管理栄養士による部署横断の活動があるとのこと。

まだ始まったばかりですが、社内の管理栄養士の資格所有者が有志で集まり、「社員の健康増進・地域密着した取り組みの実施」をテーマにディスカッションを行っています。会社主導の活動で、言わば社内スタートアップのようなもの。ここから何か健康軸の新しい商品やサービスを生み出せたらいいなと思います。10人ほどのメンバーは全国に散らばっており、キャリアも様々。新入社員のメンバーもいました。追加メンバーは随時社内で公募されていますので、これから入ってくる新入社員の皆さんも参加できると思います。私自身もこのミッションで管理栄養士としての知識を活かすことができるので、今後の展開に大いに期待しながら参加しています。

3年後の自分はどうなっていたいですか?

まずはデリカ営業をひと通り経験したいです。2年目ということもあり、デリカ業界に関する知識不足を感じることも多々あります。この仕事は常にトレンドにアンテナを張りなからマーケティングリサーチを重ねることが不可欠で、例えば出先や旅行先にスーパーがあれば必ず惣菜売り場に行き何が流行っているのかなどをチェックします。あるいは社内では自分から「今こういうスイーツが売れています」などのように情報を発信することで、逆に自分に情報が集まってくるような環境づくりを心がけています。また営業担当としては数字的な面でも会社の業績向上に貢献したいので、自分の仕事がどれだけの利益を生んでいるかをより正確に把握するために簿記の取得も目指したいですね。そしてデリカ営業の先には、管理栄養士を活かしたオリジナル商品開発にも携わってみたいです。せっかく色々なことができる会社なので、幅広く経験したいと考えています。

ONE DAY SCHEDULE

8 :30
出社/メールチェック・在庫確認
10:30
発注業務・得意先への提出資料作成でバタバタ
11:00
商談に向け、テストキッチンで調理・試食
12:00
お昼
13:00
得意先を訪問し、商談
17:00
商談終了後、得意先のスーパーの惣菜売り場をリサーチ
18:00
業務終了

OFF TIME

海外旅行を楽しんでいます。好きなのはヨーロッパで、特にパリですね。街並みの空気感というか、日常を離れた雰囲気が好きです。少し遠出してモンサンミッシェルにも行きましたが、夜景がとにかく素晴らしかったですね。悲しいことにコロナで卒業旅行ができなかったので、コロナが収束したらその分たくさん楽しみたいと思っています。

社員インタビュー

KNOW OUR
WORK STYLE
WITH INTERVIW

Seiji Imagawa

CVS本部
低温グループ Bユニット
2009年入社
商学部 商学科卒

Koji Kido

営業第一本部
第一グループ Dユニット
2007年入社
経済学部 経済学科卒

Daisuke Maeda

フードサービス本部
広域外食グループ Aユニット
2012年入社
情報コミュニケーション学部
情報コミュニケーション学科卒

Hana Ishikawa

デリカ本部 デリカ第一グループ Aユニット
2021年入社
生活科学部 管理栄養学科卒

Yui Endo

マーケティング本部
カスタマーマーケティンググループ
カスタマーマーケティング Bユニット
2012年入社
都市教養学部 経営学科卒

Junpei Sakaguchi

輸入商品開発本部 菓子グループ 企画ユニット
2018年度入社
商学部 商業・貿易学科卒

Risa Adachi

CVS本部
発注管理第二グループ
飲料・加食発注ユニット
2006年入社
食物栄養科 フードスタイリストコース卒

Keita Noto

ロジスティクス本部
開発第一グループ Bユニット
2012年入社
経営学部 経営学科卒

Koki Nobata

情報システム本部
NT企業間開発グループ 企業間Aユニット
2014年入社
産業社会学部 現代社会学科卒

※取材当時の部署です。