INTERVIEW

業務改善、新たな仕組みづくりに注力。

食品商社ビジネスの要という自覚と使命感。

Risa Adachi

CVS本部 発注管理第二グループ 飲料・加食発注ユニット
2006年入社
食物栄養科 フードスタイリストコース卒

Profile

アソシエイト職(一般職)として入社し、入社9年目に職掌変更制度に挑戦し、ゼネラル職(総合職)に職掌転換。現在はCVS本部にて、大手コンビニエンスストア(以下、コンビニ)の発注管理業務を担当。ユニットリーダーをサポートする役割を担う一方、部署の業務改善等の取り組みを進めている。2019年、多数のメーカー経営層を招待して行われるイベント「MSP(三菱食品プレゼンテーション)」で司会も務めた。

01

得意先に絶対に欠品は出さない。
過剰な在庫は抱えない。
それらをいかに両立させるか。

入社後に就いた仕事は?

入社以来、大手コンビニの専用センター(物流拠点)で、飲料、加工食品の発注・在庫管理を担当する部署に所属しています。私たちの部署は、全国に約30拠点ある大手コンビニ専用センターのうちの2拠点を担当。適正な発注・在庫管理を通じて、食の流通を支える食品商社の仕事の醍醐味を感じています。

適正な在庫管理とはどのようなものですか?

食品が生活者に届くまでには、私たち三菱食品がコンビニから日々商品の注文を受け、それに応じてメーカーに商品を発注し、物流センターに在庫、最終的に物流センターから各店舗に商品が納品されるという流れになっています。コンビニに対して、私たち発注担当が果たすべき役割は「欠品を出さない」こと。そのためには商品の在庫を確保しておく必要がありますが、一方で、「過剰在庫を抱えない」ことも重要です。過剰な在庫は保管場所や費用面でも物流センターを圧迫しますし、廃棄処分となった場合は食品ロスの問題も発生します。適正な在庫量を保持することが私たちの腕の見せ所ともいえますね。

02

適正な在庫管理の実現に向け、
業務の属人化を排し、
デジタル化を推進する。

現部署における安達さんの役割を教えてください。

最も注力しているのが適正な発注・在庫管理を実現するための仕組みづくり。従来、これらの業務は各メンバーの経験値に頼っており、属人的なものでした。つまり経験値に左右されるため、成果にバラツキが生まれてしまう。個々のスキル向上や知識の吸収など、メンバーの教育を進める一方で、発注・在庫管理業務の標準化にも着手しています。そのために必要なことがデジタル化の推進とそのための体制づくりです。

その取り組みの進捗状況は?

デジタル化の推進において、まず取り組んだのが、業務の属人化から脱却するための、発注・在庫管理に関するスケジュールやルールの策定でした。メンバー全員の業務の足並みを揃えることが目的だったのですが、この点は非常に苦労しました。メンバーに任せきりにせず進捗を確認しながら進めていく一方で、取り組みの意義を理解してもらい、主体的に動いてもらわなければいけません。また、新たな取り組みに対する不安の払拭にも努める必要がありました。常に密なコミュニケーションを意識しながら進めた結果、徐々にその体制ができつつあります。このような体制づくりと共に発注業務についてはデジタル化(主にAIによる自動発注)による精度向上が進められています。

03

震災、豪雨、猛暑……
「ライフラインの食」を守れ。
誰かの役に立っている、やりがいの実感。

「職掌変更制度」に挑戦したと聞いています。

私は当初、全国転勤や異動がないアソシエイト職として入社しました。しかし、仕事を続けていくなかで、アソシエイト職を理由に、仕事に対して限界を設けてしまっている自分がいることに気付きました。もっと自分の可能性に挑戦したい。そこで、入社9年目にゼネラル職への職掌転換にチャレンジしたのです。ゼネラル職であれば、働くフィールドは広がりますし、さまざまな経験もできる。自分のキャリアにとってプラスになると考え、社内試験を経てゼネラル職になりました。

これまでのキャリアで印象に残っていることは?

近年の日本は、多くの災害が発生しています。東日本大震災や熊本地震、毎年のように起こる豪雨災害……それらに対応したことは強烈に心に残っています。特に私たちが取り扱う商品は、加工食品・飲料といった「ライフラインとなる食」。災害地に向けて、食を届け、命を守るために、営業、物流、私たち発注、それぞれの部門が一丸となって取り組みました。もちろん、通常業務とは異なる対応ばかりで難しい判断の連続です。得意先の店頭に商品を届けることや、避難施設への救援物資手配にも携わるなかで自分の仕事が人々の役に立てていることに大きなやりがいを感じました。

ONE DAY SCHEDULE

8 :45
出社/メールチェック・TODOリストの作成
9:00
得意先の仮受注データの確認・欠品候補の確認・翌日以降の在庫補充・
チームメンバーの状況確認
10:00
FAXの確認・出荷NG商品の処理・在庫誤差チェック
11:30
持参のお弁当で同僚とランチ
12:30
得意先、受注確定データ確認・欠品フォロー・翌日以降の欠防止フォロー・チームメンバーの状況確認
13:00
営業との定期打合せ・今後の施策の共有、イレギュラー・トラブル共有
14:00
発注作業・翌日にデータ送信する発注の作成
16:00
チームミーティングにて連絡事項の共有やチームメンバーの状況確認、改善業務についての意見交換
17:30
退社

OFF TIME

2~3年前から、終業後、休日などのオフタイムはスポーツジムに通っています。リフレッシュが目的ですが、新しい仲間もでき、とても充実しています。 旅行も好きです。日々仕事に奮闘し、束の間のお休みで行く旅行は自分への最高のご褒美です!

社員インタビュー

KNOW OUR
WORK STYLE
WITH INTERVIW

Seiji Imagawa

CVS本部
低温グループ Bユニット
2009年入社
商学部 商学科卒

Koji Kido

営業第一本部
第一グループ Dユニット
2007年入社
経済学部 経済学科卒

Daisuke Maeda

フードサービス本部
広域外食グループ Aユニット
2012年入社
情報コミュニケーション学部
情報コミュニケーション学科卒

Hana Ishikawa

デリカ本部 デリカ第一グループ Aユニット
2021年入社
生活科学部 管理栄養学科卒

Yui Endo

マーケティング本部
カスタマーマーケティンググループ
カスタマーマーケティング Bユニット
2012年入社
都市教養学部 経営学科卒

Junpei Sakaguchi

輸入商品開発本部 菓子グループ 企画ユニット
2018年度入社
商学部 商業・貿易学科卒

Risa Adachi

CVS本部
発注管理第二グループ
飲料・加食発注ユニット
2006年入社
食物栄養科 フードスタイリストコース卒

Keita Noto

ロジスティクス本部
開発第一グループ Bユニット
2012年入社
経営学部 経営学科卒

Koki Nobata

情報システム本部
NT企業間開発グループ 企業間Aユニット
2014年入社
産業社会学部 現代社会学科卒

※取材当時の部署です。