INTERVIEW

マーケティングや提案力を駆使して、

ファンを呼び込む

売り場づくりに向き合う。

Koji Kido

営業第一本部 第一グループ Dユニット
2007年入社
経済学部 経済学科卒

Profile

入社後、中四国支社にて加工食品の営業部署に配属。コンビニエンスストア(以下、コンビニ)やディスカウントストア、地場のスーパーマーケット(以下、スーパー)を担当。入社3年目からは支社の重要取引先のスーパーを先輩社員とともに担当し、入社10年目に本社に異動。現在は首都圏の大手スーパーを担当している。

01

自分が好きなことを仕事にしたい。
三菱食品に感じた人の熱さが、
入社の決め手になった。

三菱食品への入社の理由は?

好きなことを仕事にしたい。そうした考えのもと、就職活動は「食」をキーワードに行っていました。当初は食品メーカー志望でしたが、業界研究を進めていくなかで「三菱食品」を発見。幅広く多くの商品を扱えることに仕事の奥深さや魅力を感じました。自社製品を持つ食品メーカー、他の食品商社も含めてかなり悩みましたが、最終的には社員の人の温かさ、そして熱さを最も感じることができた三菱食品に入社を決めました。

入社後、中四国支社へ配属となり、どのような仕事をされていましたか。

入社当初は、コンビニやディスカウントストア、スーパーなど、幅広い得意先を担当し、3年目から地域の大手スーパーの担当となりました。取引は一括帳合。つまり得意先からすると、加工食品売り場の商品は100%三菱食品から仕入れているということです。 メーカー、当社、スーパーと全体のバランスを見ながら、商品にせよ売り場にせよ、常に最適な形を模索していた数年間でした。その後、首都圏で力を試したいと異動希望を出し、それが叶って入社10年目に現在の部署に配属されました。

現在の仕事内容を教えてください。

首都圏で店舗を展開する大手スーパーを得意先とする部署に所属しています。担当する大手スーパーは当社の最重要取引先の一つであり、得意先が抱える課題を解決すべく、日々営業活動を行っています。私は、和風調味料、乾物、缶詰、嗜好品などを取り扱っており、それら加工食品の数値管理、つまり売り上げ・利益目標を達成する責任も担っています。その達成のために求められるのが、得意先の課題・ニーズを的確に把握して、それを解決に導くことです。

02

マーケティングによる課題の可視化。
的確な商品提案と売り場作りの展開。
こだわり抜いてファンを増やしていく。

スーパーの課題解決とはどのような取り組みですか?

たとえば、現在担当している得意先からは、売り上げ拡大に向け、店舗商圏内のお客様を囲い込み、ファンを増やしたいという要望がありました。それを受けて私たちは、マーケティング本部と協働して商圏分析、生活者へのアンケートなどによる情報収集に着手。つまり、マーケットを分析し課題を可視化する作業を行ったのです。そこから、店舗商圏内のお客様が競合店に流れている現状を把握し、さらにお客様のなかでもどの層が集客のポイントになるかを解析していきました。そして、ターゲットとする層に刺さる商品の品揃えや売り場作りを進めました。このようにして得意先の「ファンを増やしたい」というニーズに応える施策を展開することで、手応えのある成果を生み出していくのです。

課題解決において印象に残っている取り組みを教えてください。

新店開店や店舗改装など得意先にとっての大きなイベントは、私たちも同様に一層力が入ります。たとえば、新店開店では、事前に実地調査や競合店調査などを徹底的に行い、それらをベースに地域の嗜好性や生活スタイルを浮かび上がらせるのです。私が担当した新店舗では、高年収生活者が住むエリアであることから、高級感のある高価格帯の商品構成を準備した一方で、単身者や若年層も少なくないことから、簡便ニーズに対応するため、レトルト商品売り場も拡大。また、健康志向のトレンドを受けて、「健康」に特化した提案型の売り場も作るなど、その地域特性や市場ニーズに応じた、的確な商品と売り場を展開しました。その結果、私たちの売り場提案が、そのエリアに住む生活者に響き、新店舗は開店直後から多くのお客様に支持をいただくことができました。

課題に対する解決策はどのように導き出すのですか?

実は、そこが最も難しいところです。そもそもスーパーが抱える課題を汲み取ること自体、容易なことではありません。売り上げ減少などの“問題”は顕在化していても、その背景、すなわち“課題”が明確でない場合もあります。さらに課題が明確になっても、その解決に有効な武器がないときもあります。そうしたなかでも、スーパーのバイヤーなどからさまざまな情報を聞き出しながら、可能な施策を検討し、実践していきます。その取り組みは非常に地道なもの。だからこそ、課題解決に至ったときは、大きな達成感を得ることができるのです。

仕事のやりがいを教えてください。

食品商社の仕事は多くの人との出会いがあります。この出会いは財産であり、自身の成長にもつながっていると感じています。また商品提案や売り場提案などは、自分の想いが目に見えるカタチになり、それが成功した際に、スーパーやメーカーの担当者とともに喜びを分かち合えることに、とてもやりがいのある仕事だと実感しています。また、得意先のプライベートブランド商品開発に関わることもありますが、それが売り場に並んだとき、それまでの苦労が吹き飛び、心から感動しますね。

ONE DAY SCHEDULE

9:00
出社/メールチェック・売り上げ進捗の確認
10:00
チームミーティングで情報共有
11:00
得意先へ提出する見積書・提案資料の作成と確認
12:00
会社周辺でランチ
13:00
得意先への提案内容をメーカーとオンラインで打ち合わせ
15:00
得意先に訪問し、バイヤーと今後の販売促進スケジュール、新規プライベートブランド開発などについて商談
17:00
得意先の売り場、競合店の売り場を直接見に行き、リサーチ後直帰

OFF TIME

趣味、特技は、小学生の時から続けてきたサッカー。現在は社会人の草サッカーチームに参加し、月に1~2回汗を流しています。また、昔から大の料理好きで、時間があれば自宅で料理を作っては家族に振舞っています。家族の一番人気は茶碗蒸し。他にも、パスタ、餃子、焼売、広島お好み焼きが得意料理です。

社員インタビュー

KNOW OUR
WORK STYLE
WITH INTERVIW

Seiji Imagawa

CVS本部
低温グループ Bユニット
2009年入社
商学部 商学科卒

Koji Kido

営業第一本部
第一グループ Dユニット
2007年入社
経済学部 経済学科卒

Daisuke Maeda

フードサービス本部
広域外食グループ Aユニット
2012年入社
情報コミュニケーション学部
情報コミュニケーション学科卒

Hana Ishikawa

デリカ本部 デリカ第一グループ Aユニット
2021年入社
生活科学部 管理栄養学科卒

Yui Endo

マーケティング本部
カスタマーマーケティンググループ
カスタマーマーケティング Bユニット
2012年入社
都市教養学部 経営学科卒

Junpei Sakaguchi

輸入商品開発本部 菓子グループ 企画ユニット
2018年度入社
商学部 商業・貿易学科卒

Risa Adachi

CVS本部
発注管理第二グループ
飲料・加食発注ユニット
2006年入社
食物栄養科 フードスタイリストコース卒

Keita Noto

ロジスティクス本部
開発第一グループ Bユニット
2012年入社
経営学部 経営学科卒

Koki Nobata

情報システム本部
NT企業間開発グループ 企業間Aユニット
2014年入社
産業社会学部 現代社会学科卒

※取材当時の部署です。