INTERVIEW

「コンビニの冷凍食品」の安定供給を担い、

商品開発までサポートする。

Seiji Imagawa

CVS本部 低温グループ Bユニット
2009年入社
商学部 商学科卒

Profile

入社してから低温カテゴリーの営業を担当。関東のスーパーマーケット(以下、スーパー)向けに冷凍食品、アイス、日配(チルド商品等)などの担当を経て、現在は大手コンビニエンスストア(以下、コンビニ)向けに冷凍食品を担当している。

01

大きな充実感を覚えた
PB商品開発プロジェクト。

入社後、PB商品の開発に携わったそうですね。

入社からおよそ10年間、スーパー向けの冷凍食品やチルド食品を担当していました。その間で印象に残っているのが、あるチーズ関連商品のプライベートブランド(以下、PB)化に携わった経験です。スーパーの担当者と新たなチルド戦略を検討していくなかで、売り上げNo.1のナショナルブランド(以下、NB)のPB化というプロジェクトが生まれました。
NBより美味しく食べやすい商品にするには、どうすればいいか。構想から約1年かけて何度もメーカーと商談を重ね、多くの方を巻き込んで製造・販売に漕ぎつきました。発売時には、大々的なプロモーションも行い、その結果、NB商品の売り上げを上回る成果を出せました。自分が初めて関わったPB商品だったことに加え、業界紙でもPB商品化の成功事例として記事に取り上げていただき、大きなやりがいを感じました。

現在所属しているCVS本部の仕事について教えてください。

CVSとはコンビニのことで、CVS本部はコンビニを得意先とする部署です。私は冷凍食品の担当者として、全国約14,000店舗のコンビニに向けた商品の供給や、当社のCVS本部内の商品開発グループと一緒にコンビニの商品開発サポートも行っています。大手コンビニの冷凍食品は、ほとんどがPB商品であり、これらの製品管理も重要な役割となります。

02

高品質な冷凍食品の
適切な在庫コントロール。
そして商品開発まで担当する。

冷凍食品担当としての実際の業務を教えてください。

最大のミッションは商品の安定供給です。コンビニはフランチャイズであり、商品の仕入れ量は各店舗のオーナーによって異なります。欠品を出さずに各店舗からの発注に確実に応えると同時に、在庫を適正にコントロールすることで過剰在庫を回避し、物流コストの削減、食品ロスの極小化に寄与することも求められています。そしてもう一つの重要な役割に、PBであるからこそ求められる商品開発サポート業務があります。

PB商品である「コンビニの冷凍食品」にはどのような特徴があるのですか?

配属当初、冷凍食品はスーパーで販売されている印象を抱いていました。ですので、この業務に就いたとき、まず1ヶ月半かけて大手コンビニ3社の冷凍食品を全て食べてみるところから始めました。そこで分かったのは、コンビニの冷凍食品のクオリティの高さ。スーパーの冷凍食品に比べて価格は高めである一方で、この味をPB商品で実現できているのであれば、企画次第で面白いことができそうだと感じたのを覚えています。

03

ワインに合う「ご褒美洋食」開発に携わり、
得意先の商品ビジョンを具現化。

どのような商品の開発サポートをしたのですか?

直近の例で言うと、代表的な冷凍食品である餃子やチャーハンとは異なる切り口として得意先とともに洋食領域の開拓に取り組みました。ハンバーグなどの定番ではなく、「ローストビーフ」「キッシュ」「ラザニア」「ビーフストロガノフ」といった、欧州色の強い、ワインに合う「ご褒美洋食」という切り口とし、それらの冷凍食品は「ビストロ」シリーズとして発売されました。発売後、テレビで取り上げていただいたことも追い風にもなり、需要が急増。ヒット商品となっています。

商品開発において今川さんが関わる範囲を教えてください。

基本コンセプトや商品の企画立案から関わることが多いです。たとえば、ビストロシリーズの商品の一つである「キッシュ」は非常に美味しく誰もが絶賛する試作品が上がってきたのですが、それを商品として発売するには、安定した原材料の調達先や製造メーカーの発掘、コストの算出など、さまざまなハードルをクリアしなくてはいけません。商品開発において味は非常に大切であるものの、あくまで要素の1つにすぎません。私たちは食品商社ならではの知見やノウハウを用いて、多くのハードルをクリアするための最適解を導き出し、理想とする新商品開発ができるように得意先と一緒にプロジェクトを進めていくのです。

どのような点が大変ですか?

現在、既存冷凍食品の美味しさをさらに追及して、売り上げ拡大を目指せるようにブラッシュアップを進めています。それを進めるなかで痛感しているのが、適切なスケジュール管理や業務効率化を図ることで「余裕」を生み出すことの大切さ。商品開発には多くの関係者がいますので、スケジュール自体がギリギリでは良いものを生み出すことはできません。予期せぬ事態に振り回されないためにも、私たちが主体的に行動し、関係者を巻き込んでいくところが大変であり、自身の課題でもありますね。

ONE DAY SCHEDULE

9:00
出社/メールチェック・タスクの作成、得意先への提出資料まとめ
11:00
在庫管理・商品供給のシュミレーション作成
メーカー、発注担当者と打ち合わせ実施
12:00
昼食/競合他社の新商品、NB商品や話題の冷凍食品を試食
13:00
商品開発案件の商談・メーカーと事前打ち合わせ
得意先訪問し、開発商品紹介
18:00
退社

OFF TIME

休日は家族と過ごす時間を大切にしており、もうすぐ2歳になる子どもと散歩することが日課です。長い期間続けてきたアイスホッケーは3年前に引退。好きなコーヒーを淹れることが趣味で、自分好みのコーヒー豆を探し歩いています。最近のお気に入りはグアテマラ産。

社員インタビュー

KNOW OUR
WORK STYLE
WITH INTERVIW

Seiji Imagawa

CVS本部
低温グループ Bユニット
2009年入社
商学部 商学科卒

Koji Kido

営業第一本部
第一グループ Dユニット
2007年入社
経済学部 経済学科卒

Daisuke Maeda

フードサービス本部
広域外食グループ Aユニット
2012年入社
情報コミュニケーション学部
情報コミュニケーション学科卒

Hana Ishikawa

デリカ本部 デリカ第一グループ Aユニット
2021年入社
生活科学部 管理栄養学科卒

Yui Endo

マーケティング本部
カスタマーマーケティンググループ
カスタマーマーケティング Bユニット
2012年入社
都市教養学部 経営学科卒

Junpei Sakaguchi

輸入商品開発本部 菓子グループ 企画ユニット
2018年度入社
商学部 商業・貿易学科卒

Risa Adachi

CVS本部
発注管理第二グループ
飲料・加食発注ユニット
2006年入社
食物栄養科 フードスタイリストコース卒

Keita Noto

ロジスティクス本部
開発第一グループ Bユニット
2012年入社
経営学部 経営学科卒

Koki Nobata

情報システム本部
NT企業間開発グループ 企業間Aユニット
2014年入社
産業社会学部 現代社会学科卒

※取材当時の部署です。