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及川 春樹

ロジスティクス×
「届ける」の効率化

及川 春樹
おいかわ はるき

2003年入社
ロジスティクス本部 統括グループ
ソリューションユニット
 
日本中に滞りなく商品を行き届かせるため、
ロジスティクス機能の課題を解決。

日本全国どこにいても、毎日当たり前のように商品を購入することができる。生活者にとっては当然のことも、実はそれを支える物流機能が、日々滞りなく稼動しているからこそ、成立していることなのです。商品を行き渡らせるために不可欠な物流機能を支えているのがロジスティクス本部です。三菱食品には全国を網羅する食品流通網があり、国内に約320の物流拠点を有しています。各拠点・エリアには膨大な物流案件があり、また様々な課題も抱えています。私たちは、日々の物流機能を安定的な状態に保ち続けるためのマネジメントだけでなく、多種多様な課題を解決する役割や、業務改善などの戦略を立てる役割、中長期的な物流戦略を立てる役割も持っています。円滑な食品流通をずっと守り続けていくためには、潜在的な課題にもいち早く取り組まなくてはいけません。例えば、商品輸送はパートナー企業の物流業者に委託しています。輸送には主にトラックを使用しますが、石油価格の高下によってパートナー企業の輸送費用に影響が出ます。つまり物流コストが高くなれば、商品価格などにも影響が表れ、最終的には生活者にご迷惑をおかけすることになります。そういった状況が起きてしまう前に、対処方法などを考えていくわけです。

社会の変化に適応していく、
新しいロジスティクスの仕組みをつくる。

ロジスティクスを担当していると、食品業界の変化が手に取るように見えてきます。少子高齢化が進む社会では、食品の“物理的”な流通量が増えていくことはないでしょう。一方で、生活者のライフスタイルの多様化に合わせるように、食品の種類と輸送の回数は右肩上がりで増えていきます。小売業も生活者の変化に合わせた販売方法を常に考え、進化させています。大量生産・大量消費の時代は終わり、様々なニーズに応えていく時代ですから、私たちもそうした生活者や小売業の変化・進化に対応していくことが求められるのです。例えば物流センター(※)で働くパートさんの問題があります。商品の仕分けなどの業務はかなりの重労働ですので、高齢化する社会においては、人手不足になるという課題があります。その問題を解消する手段として、AIを活用しようという動きになっており、私たちロジスティクス本部でも構想をしています。その中で私が現在注力しているのが、メーカー及び小売業との商慣習の見直しです。物流の効率化を図るために、各パートナー企業にヒアリングを行い、それぞれで起きている効率化の阻害要因などを調査・分析します。そこから解決策をつくり、提案につなげていきます。商品の積み方一つとっても、より効率的に多くの量を積むことができる方法などを考え提案します。こうした地道な改善提案とその実践を積み上げていくことで、ロジスティクス機能の向上に貢献していることが実感でき、大きなやりがいになります。

※物流センター:商品の在庫を保管する機能を持つ。ここから小売業の各店舗に商品が発送される。

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震災影響下での物流センター移管プロジェクト。
あの経験が、自分を成長させてくれた。

私は入社以来ロジスティクス畑を一貫して歩んできました。様々な業務を経験してきましたが、特に私自身の成長に繋がっていると感じているのが、新たな物流センターの立ち上げ経験です。印象深いのは2011年のこと。4月に新センターを稼働させるために、数か月前から旧センターの在庫商品などを新センターに移す計画を立て、実行していた最中のことです。あの東日本大震災が起きました。埼玉県内にある新旧の両センターが大打撃を受け、当初の移管計画は崩れ、新たに計画を立て直す必要に迫られました。同時にセンター内にある在庫から、東北への救援物資を送ることになり、現場は混乱しました。計画停電や余震の影響を受ける中、新センターへの移管計画と東北への配送計画を同時に立て、センターで働くパートさんなどへの説明を繰り返し、現場を稼働させました。計画立案自体は極めてロジカルな作業ですが、現場の方々の心を一つにして、計画を実行していく作業は、頭脳だけで解決できるものではありません。実際に現場で言葉を交わし、一緒に汗をかくことが大切です。長年ロジスティクスの現場で培ってきた、私なりの経験則が活かされた出来事でした。無事計画は達成され、現在の私の誇りと自信に繋がっています。

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とある1日の
スケジュール
9:00
仙台の東北支社へ出張。各種プロジェクトの打ち合わせ。
11:00
東北支社管轄の各物流センターの業績などを確認する。
お昼休み
ランチは仙台名物の牛タン定食を。
13:00
管轄内の物流センターをいくつか視察。
15:00
お客様所有の物流センターへ伺い、会議を行う。
17:00
仙台出張は基本日帰り。たまに東北支社のメンバーと飲むことも。
Interview

ロジスティクスの面白さとは?

ロジスティクスの変化のスピードは、今後劇的に速くなる

ロジスティクスは社会変化の影響を大きく受ける領域です。少子高齢化や外国人労働者といった現場で働く「人」の問題から、テクノロジーや輸送機器の進化などまで。様々な変化に対応しながら、ロジスティクスの仕組み自体を進化させていくことは、スピード感や自分自身の変化が必要で、そうした部分が非常に面白いのではないかと思います。

理想の食の未来とは?

多様化する食のニーズに、機能や仕組みで確実に応えていく未来

未来永劫変わらない三菱食品の使命は、なにがあっても商品を届け切ることだと考えます。そのためには、パートナー企業からの注文にお応えしていくだけではなく、新しいロジスティクスの仕組みをつくっていくことが必要です。今後多様化していく食のニーズに、機能や仕組みで応えていくことが、食の未来を明るくしていくという思いで、努力していきたいですね。

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