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安藤 香織

商品開発×
三菱食品ブランド
の育成

安藤 香織
あんどう かおり

2011年入社
商品開発本部 第一グループ 菓子開発ユニット
 
オリジナルブランド「かむかむ」シリーズ。
さらなるファン獲得のため、新商品を開発していく。

三菱食品は、中間流通業だけでなく、「食」に関わる様々なビジネスを展開していますが、その一つがオリジナル商品の開発です。小売業向けのプライベート・ブランド商品やお惣菜、三菱商品のオリジナルブランドの缶詰商品や菓子類などの開発です。もちろん三菱食品はメーカーではないので、生産はメーカーに委託しますが、企画やブランディングを担うのは私たち商品開発本部です。私が所属する第一グループは、主に国内商品の開発を担っており、加工食品、菓子類の開発から販売支援、原料や資材の販売を担当します。私は菓子類の商品開発を任されており、オリジナルブランドであるチューイングキャンディの「かむかむ」シリーズを担当しています。ブランド担当者として、味やパッケージデザインの開発だけに留まらず、生産数の調整や在庫管理までを担います。「かむかむ」シリーズは発売から10年以上経ち、生活者の方々に愛されるブランドに育ちました。このブランドをさらに成長させていくことが私のミッション。既存商品(「かむかむレモン」「かむかむ巨峰」等)のリニューアルや、期間限定商品の開発などを通して、ブランド力の向上に繋げています。期間限定商品は毎月リリースしていますので、半年先までの開発スケジュールを立て、新しいフレーバーを開発し、リリースした商品の販売データを追いながら、翌年以降の商品開発に活かしています。

商品は一人ではつくれない。
多くのパートナーと共につくり上げる面白さ。

商品開発の難しさは、自分一人では何もできないということです。裏を返せば、パートナー企業と共同で商品をつくり上げていく面白さが、この仕事にはあります。新商品のフレーバーを決めるために、それを生産する協力メーカーと協議を重ね、味を細かく吟味していきます。さらにはそこに、アミノ酸やクエン酸、ビタミンCなどの機能性を盛り込むので、原料についても情報収集したり、新しい機能性がラインに適合するか試作をお願いすることも必要です。またパッケージデザインにおいては、ベースのデザイン案を私がつくり、デザイン会社さんの協力を得て、商品パッケージとして完成します。その後社内の品質管理グループに品質確認をお願いし、最終的にメーカー・開発でもチェックし、商品サンプルができあがります。一つの商品を開発し、生活者のもとへ届けるためには、様々な方の協力なしでは、決してなし得ることができないのです。私は関係部署やパートナー企業の中心にいて、数々の開発工程に携わりながら、工程全体のコントロールを行っています。常時3商品ほどが同時進行で開発されているため、それら一つひとつのスケジュール管理は大変ですね。最近ではラムネやコーラといった飲料フレーバーがヒットしていて、普段「かむかむ」シリーズを手に取らない、若い男性の生活者を取り込むことができました。ターゲットの嗜好を考え、今まで使われてこなかった、新しいフレーバーを開発していくことも大切だと考えています。

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「かむかむ」シリーズのブランド力を高めたい。
メーカーではない、私たちのやり方で。

「かむかむ」シリーズの代表商品が、「かむかむレモン」です。今年発売15周年を迎える、一番人気の定番商品です。チューイングキャンディという新食感が生活者に受け入れられ、口コミで広がった商品です。ただ、三菱食品はメーカーではありません。中間流通業という業態から、派手な広告宣伝を打つことをしてこなかったため、大手メーカー商品に比べると、どうしても知名度では勝つことができません。そのために、「かむかむレモン」のファンである生活者のことをよく理解し、彼らの期待に応え続けていくことが、商品を育てる最良の手段だと考えています。例えば、生活者調査などもその一環です。どんな時に利用されるのか、商品に対する不満はないのか、そういった商品と生活者の関わり方を知り、リニューアルの指標の一つとして活用しています。「かむかむ」シリーズのブランド力を高めることが、私の使命ですので、メーカーとは違う方法で、地道にファンを獲得する方法を模索しています。今後はインターネットを中心に宣伝を行い、SNSによる口コミを広める取り組みやシーンの訴求をすることを考えています。また拡張という意味で、「かむかむ」シリーズにグミを開発、発売しました。日頃グミを食べている生活者にも「かむかむ」ブランドを知ってもらい、新しいファンを増やしていきたいと願っています。

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とある1日の
スケジュール
9:00
出社。社内・パートナー企業からのメールをチェックし、返信。
10:00
月に2度のメーカーとの打ち合わせ。販売状況や生産数を確認。
11:00
売上実績の確認。新商品の販売状況と出荷数を照合。
13:00
新商品のデザイン商談。サンプルのチェックやプレスリリースの作成。
18:00
退社。
Interview

商品開発の面白さとは?

オリジナルブランドを育てていくための試行錯誤

「かむかむ」ブランドをどう育てていくかということが、最大の関心事です。特に菓子類は嗜好品のため、生活者が必ず手に取る商品とは限りません。だからこそ、様々な取り組みによって、より多くの生活者に受け入れてもらえるブランドにしていきたいですね。例えば、新商品を出すことは定番商品のテコ入れ効果があり、売り場でのインパクトが強くなります。ブランドを育てるために、新商品開発はこれからも続けていきたいですね。

理想の食の未来とは?

生活者の心に残り続けるような、魅力溢れるお菓子がいっぱいの未来

お菓子の魅力は間口の広さだと思うんです。子供からお年寄りまで、嫌いな人はいないと思います。子供の頃に食べたお菓子の味を大人になっても覚えていて懐かしさを感じたり、そのお菓子を友達に勧めたりして、コミュニケーション・ツールとして活用したり。そんなお菓子の持つ、人を引き付ける魅力を守っていきたいですね。生活者一人ひとりの大切な思い出になるような商品を開発し、生活者の心に残り続けるような、お菓子の未来をつくっていきたいと思います。

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